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狭心症とは?

狭心症は、心臓の筋肉(心筋)に酸素を送る冠動脈が狭くなり、心筋への血流が一時的に不足することで起こる病気です。主に動脈硬化によって血管内にコレステロールなどが蓄積し、血管が狭くなることが原因となります。放置すると心筋梗塞に進行する可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。
狭心症の症状
胸痛、胸の圧迫感
胸の中央から左側にかけて、締め付けられるような痛みや圧迫感が現れます。痛みは数分から15分程度続き、安静にすると改善することが特徴です。
胸痛の現れ方
階段を上る、急いで歩くなどの運動時に症状が出やすく、これを労作性狭心症と言います。一方、安静時にも胸痛が起こる不安定狭心症では、強い痛みを高頻度で感じることが多く、心筋梗塞へ移行する危険性が高いです。夜間や早朝に症状が出やすいのも特徴です。
その他の症状
胸痛以外にも、左肩や左腕、顎、みぞおちなどに痛みが広がることがあります。息切れ、動悸、冷や汗、吐き気などを伴うこともあり、特に糖尿病の患者様では、神経障害により痛みを感じにくい場合もあるため、注意が必要です。
狭心症の原因とリスク要因
主な危険因子
高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)、糖尿病、喫煙が4大危険因子とされています。これらが複数重なると、動脈硬化が進行しやすくなり、狭心症のリスクが高まります。
その他のリスク要因
加齢、肥満、運動不足、ストレス、過度の飲酒、家族歴なども狭心症の発症に関与します。特に男性は40歳以降、女性は閉経後にリスクが上昇する傾向があります。
狭心症の検査
当院では、以下の検査により狭心症の早期発見と適切な診断を行っています。
心電図検査
安静時心電図検査により、心臓の電気的活動を記録し、異常の有無を確認します。狭心症発作時には特徴的な波形変化が見られますが、安静時には正常なことも多いため、複数の検査を組み合わせて診断します。
ホルター心電図
24時間連続して心電図を記録する検査で、日常生活での心臓の状態を詳しく調べることができます。労作時や夜間の狭心症発作など、通常の心電図検査では検出が難しい異常も捉えることが可能です。
心エコー検査
超音波を用いて心臓の動きや血流の状態を詳細に評価します。心臓の壁の動きに異常がないか、弁の機能は正常かなど、総合的な心機能評価が可能です。
血圧脈波検査・動脈硬化測定
血管年齢や動脈硬化の程度を評価し、狭心症のリスクを判定します。院内で検査を行い、迅速に検査結果をお伝えできます。
狭心症の治療
薬物療法
血管を広げる薬(硝酸薬)、血圧を下げる薬、脂質異常治療薬、糖尿病治療薬、血液をサラサラにする薬(抗血小板薬)などを組み合わせて処方します。患者様の症状や合併症に応じて、適切な薬剤を選択し、定期的に効果を確認しながら調整していきます。
生活習慣の改善指導
禁煙、減塩、適度な運動、体重管理など、日常生活の改善が治療の基本となります。当院では患者様お一人おひとりに合わせた生活指導を行っています。
専門医療機関との連携
薬物療法や生活習慣の改善では不十分な場合、カテーテル治療や冠動脈バイパス手術によって、心筋への血流を改善します。入院治療が必要になりますので、連携する大学病院や専門医療機関へ迅速にご紹介いたします。
予防と定期検査の重要性
狭心症は生活習慣病と密接に関連しているため、定期的な健康診断による早期発見が大切です。生活習慣病を認める場合は、食事運動療法および必要な場合は薬物療法を行います。特に40歳を超えた場合は年1回の心電図検査を受けることをお勧めします。
胸の違和感や息切れなど、少しでも気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。