診療設備

1医療用画像管理システム(PACS)と電子カルテシステム(クラウド型)の導入

当院では、全ての画像診断(胸部・腹部レントゲン、エコー、内視鏡、心電図等)の検査データを一つのサーバーへ集約し、一元管理する、PACS(Picture Archiving and Communication System)(NEOVISTA I-PACS CX)を採用しています。
患者様の前で画像を大きく示すことが出来、患者様への説明が非常に分かりやすくなっております。また受付から会計までの情報を電子カルテで繋ぐことにより、患者さま・ドクター・スタッフ間の動線を大幅に効率化、患者様の待ち時間の短縮可能になっています。また検査結果も同時に説明可能です。

2X線設備とDRの導入

X線装置はCALNEO Compactを使用しており機能がコンパクトに凝縮されスムーズに撮影出来ます。
当院ではワイヤレスタイプの可搬型デジタルX線装置(DR装置AeroDR1417)を使用しているため、高感度、高画質、高速撮影のため検査時間が短く、被曝線量も低く撮影直後に直ぐに結果の説明が可能です。

3超音波ドップラー装置

①腹部エコー:肝臓、すい臓、胆嚢、腎臓など観察します。
②心臓エコー:虚血性心疾患、弁膜症、心筋症など心疾患の観察、
  心機能の評価などが可能です。
③表在エコー:頚部エコー(動脈硬化判定・血栓の有無など)、
  甲状腺疾患、乳腺疾患、表在腫瘤の判定など。

4 経鼻内視鏡

当院ではレーザー光源を用いた新世代内視鏡システム『LASEREO(レザリオ)』を導入しました。
狭帯域光観察用レーザーを照射して、粘膜表層の微細血管や粘膜微細模様などを強調処理して表示し、早期がんの特徴である微妙な粘膜表面構造や微細血管などの変化を観察でき、病変の早期発見に貢献します。

5 簡易睡眠ポリグラフィー

夜間の無呼吸・低呼吸の頻度、酸素飽和度低下度の評価をして睡眠時無呼吸症候群の診断などに使用します。

6 Holter心電図

動悸やめまい、胸痛などの症状を放置すると、失神や脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、さらには突然死へとつながる危険な不整脈の可能性もあります。
ホルター心電図検査は、普段通りの生活をしながら、労作時、安静時などの心臓の働きの変化を記録することができます。気になる症状がある場合は、検査をお奨めします。

7 24時間血圧計(ABPM)検査(ホルタ自動連続血圧計 FB-270)

ABPMでは定期的に(30分や1時間間隔など)で24時間の血圧計測を行い、1日の血圧の動態を把握することができます。仮面高血圧、白衣高血圧や血圧の日内変動が大きい方がABPMの良い適応になり、適切な高血圧治療には欠かせないものです。高血圧の正しい判断や、薬を飲む時間や薬剤選択、また生活指導などに使用されます。

8 動脈硬化測定装置(PWV)

四肢の血圧を自動測定して動脈の硬化度および下肢の閉塞性病変の検出に使用します。(5分程度)血管年齢の推測などにも使用されています。

9 中心血圧測定装置(HEM9000AI)

今回新たに従来の血圧計とは異なる、中心血圧(大動脈の血圧)をわずか5~6分で測定する機器を導入いたしました。中心血圧とは、心臓付近の大動脈血圧のことで大動脈が始まる心臓部分の血圧を示した値です。いままでは心臓カテーテル検査でのみ測定可能でした。この中心血圧により心臓の負荷の程度や血管(大血管)の硬さが解るようになり、脳心血管系疾患発症の予測し今までにないより的確な血圧管理ができるものと考えています。高血圧の方、心臓に不安のある方、自分の動脈硬化の程度を知りたい方にお勧めします。

9 自動血球計数CRP測定装置

この装置は、白血球、赤血球、血小板の数や白血球の中の顆粒球の割合、また炎症反応をみるCRPなどが測定できるため、さまざまな炎症性疾患の疑いのある方の炎症の有無や程度が、その場でわかります。そのため経過観察中の炎症性疾患の方の病態判定や、出血や貧血を疑う方の緊急検査として大変有用です。

10 迅速ヘモグロビンA1c測定装置

糖尿病診察の際1ヵ月間の平均血糖値を御来院時直ちに判定出来ます。

11 トリアージテストメーター

ポータブルタイプの装置で、血液中の各種マーカーを約15分で測定することで、心臓病(心疾患)の診察を精度の高いものにします。試薬の一つ「NT-proBNP」は、心不全患者の病態の把握が可能です。また、急性心筋梗塞の判定に重要なトロポニンI、ミオグロビン、CK-MBの同時測定「トリアージテストCP」も測定可能です。また肺動脈血栓塞栓症の除外診断に有用な「トリアージテスト Dダイマー」も測定可能です。

13 ラピチェック・トロップテスト

心筋梗塞など急性冠症候群の経時的迅速判定が可能です。

12 呼吸機能測定

肺の機能を評価します。慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息の診断に使用されます。

13 ダーモスコピー

ライトがついた拡大鏡を使用して、皮膚の状態を詳しく診察する、まったく痛みを伴わない簡単な検査で、健康保険も適応されています(自己負担:数百円)。
ほくろやしみをダーモスコープで観察した場合、色素沈着の状態が詳しく診察できます。

15 呼気CO(一酸化炭素)測定器

タバコの弊害が呼気中のCO濃度から数値化されてわかります。また禁煙した効果を判定することも出来ます。

14 顕微鏡

顕微鏡検査は主に白癬(水虫)・カンジダ症・癜風・疥癬(ダニ)・虱症(しらみ)などの診断に用います。

15 凍結療法(CRYOSURG)

凍結療法は疣贅(いぼ)や血管拡張性肉芽腫などの小腫瘍や、円形脱毛症に対して液体窒素を利用して治療します。

16大型高性能空気清浄機(HEPAフィルター)

診療室、発熱外来ブース、待合室に設置して空気清浄を行うことにより感染対策に努めております。
(1)キセノン光”の治療と低周波の複合治療器です。肩が痛い、腰が痛いといった“痛みの治療”に用いられます。温かい光の温感と電気による通電治療が心地よく作用して、症状を軽快させます