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院長・副院長インタビュー
地域に寄り添い30年
大学病院に準じる医療を地域に届ける
それぞれの経歴は？
院長
私はもともと物理化学の研究をしていましたが、臨床医の先生方からお話を聞くうちに医療への興味が湧き、医師に転身しました。各地の病院での勤務を経て、実家に近いこの用賀の地で、平成7（1995）年にまきのクリニックを開業いたしました。開業時に掲げた「親切な対応と適切かつ迅速な診断と治療」という理念を貫き、地域への愛着と責任感を持って診療を続けています。
副院長
研修医時代、心肺停止状態から回復された患者様の姿に感銘を受けたことで、循環器内科医を志しました。循環器内科医としては、心臓超音波検査を中心に生活習慣病から心不全・弁膜症・心筋梗塞まで幅広く経験を積み、カテーテル治療などの先端医療にも携わってきました。その経験を生まれ育った用賀の地域医療に還元し、専門医として高度な診療を皆様の身近な場所でご提供します。
診療体制の特色は？
院長
内科全般、循環器、皮膚科を診察しています。開業当初から親切、適切、迅速な診療をモットーに患者様のお悩みに深く寄り添い、当院でできる検査や治療は可能な限り対応するのが当院のスタンスです。紹介が必要な場合は、日頃から密接に提携している医療機関へ迅速に紹介させて頂きます。
副院長
循環器内科をメインに内科・消化器内科・呼吸器内科も担当しています。充実した検査設備により、レベルの高い循環器診療を地域で提供できることが当院最大の強みです。週1回は大学病院でも診療を行い、勉強会や研究会にも参加することで、医療情報を常にアップデートしています。病院での治療が必要な際も、迅速かつスムーズなご紹介が可能です。循環器で来院された患者様でも、他の健康相談にも気軽に応じ、総合的な診療を心がけています。
充実の検査設備と専門技師による
精密診断で患者様の時間と負担を軽減
検査設備にはどんなものが？
院長
エコー装置を2台体制で運用し、心臓・頸動脈・下肢血管・甲状腺・腹部・乳腺など幅広い検査に対応しています。最近では7日間連続装着可能なホルター心電図や、喘息診断用の呼気NO濃度測定器も導入しました。骨粗鬆症検査や各種血液検査も院内で実施可能で、迅速な診断と治療方針の決定が可能です。
副院長
週3回、専門のエコー技師が来院し、精密なエコー検査が可能です。心電図、血圧脈波検査、動脈硬化測定など、循環器診療に必要な機器を厳選して導入しました。これにより待ち時間の短縮と迅速な診断を実現し、患者様が中核病院まで行かなくても質の高い循環器検査を受けられる環境を整えています。
患者様の負担軽減の工夫は？
院長
院内で多くの検査が完結できる体制を整え、健診結果は最短翌日にお渡しでき、郵送対応も可能です。発熱外来は専用ブースを設け、別の入口から入れる安全な動線を確保しています。患者様お一人おひとりの状況に応じた、きめ細やかな対応を心がけています。
副院長
睡眠時無呼吸症候群の検査装置（PSG検査）は自宅への郵送で対応し、CPAP導入から在宅酸素療法まで一貫してサポートいたします。用賀駅から近い立地も、患者様の負担軽減につながっていると考えています。
血管年齢の見える化と多彩な治療法
長期的な健康管理をサポート
生活習慣病の治療方針は？
院長
高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の総合的な管理に力を入れています。GLP-1受容体作動薬による肥満治療や、漢方薬を用いた体質改善アプローチなど、幅広い治療選択肢をご用意し、ライフスタイルに合わせた無理のない治療計画を立てています。
副院長
動脈硬化検査で血管年齢を評価し、将来の心血管疾患リスクを見える化することで、進行度・治療効果の把握と患者様のモチベーション向上につなげています。生活指導と薬物療法のバランスを重視し、長期的な視点での健康管理をサポートしています。
予防医療への取り組みは？
院長
肺がんの早期発見に注力し、検診で異常陰影が見つかった方の迅速な精密検査に対応しています。富士フイルム製の高性能内視鏡システムによる経鼻内視鏡（鼻からの胃カメラ検査）を実施し、食道や胃の病変の早期発見に努めています。また腹部エコーを行い脂肪肝などを早期発見することで、肝硬変や肝細胞癌への進展予防に取り組んでおります。
副院長
喘息、COPD、肺炎など呼吸器疾患の診断・治療も幅広く行っています。新しく導入した呼気NO検査により、喘息をより正確に診断できるようになりました。肺がんが疑われる場合は、当院のすぐ近くにあるCT施設と連携し、迅速な診断を実現しています。
変わらぬ理念と新たな挑戦を重ねて
次の時代も地域の健康を見守り続ける
今後の展望は？
院長
開業以来30年の歴史と地域の皆様との信頼関係を基盤に、さらなる発展を目指します。新たな医療機器や技術を積極的に取り入れながらも、「親切な対応」という原点は忘れません。これからも地域医療への貢献を継続し、皆様の健康を守り続けていきます。
副院長
「高度な医療を地域で提供する」という目標をさらに追求し、専門のエコー技師との連携を深め、検査体制の強化を図ります。30年の節目を迎え、次の30年も地域の皆様に信頼されるクリニックであり続けられるよう、日々努力を重ねます。
患者様へお伝えしたいことは？
院長
開業以来掲げてきた「親切な対応と適切かつ迅速な診断と治療」という診療理念は、これからも大切にしていきます。地元のかかりつけ医として、小さな不調から専門的な治療まで幅広くサポートさせていただきます。どんなことでも遠慮なくご相談ください。
副院長
循環器の専門的な診療はもちろん、消化器症状、皮膚症状、日常的な健康相談まで、どんなお悩みにも丁寧な診察と正確な診断を心がけます。生まれ育った用賀の地で、これからも地域に寄り添い続けるクリニックとして、皆様の健康をお守りします。
