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胸痛が気になる

胸痛は心臓病の代表的な症状ですが、肺、食道、筋肉、神経など様々な原因で起こります。特に「締め付けられる」「圧迫される」「焼けるような」痛みは、心筋梗塞などの緊急性の高い病気の可能性があります。重症例では突然死のリスクもありますので、放置せずに早めに医師に相談してください。
胸痛の原因
心臓が原因の場合
狭心症、心筋梗塞、心膜炎、大動脈解離などが原因となります。労作により誘発される、数分から20分程度続く、左肩や顎に広がる痛みは狭心症を疑います。なお、20分以上続く激痛は心筋梗塞の可能性があります。
肺が原因の場合
肺塞栓症、気胸、肺炎、胸膜炎、肺がんなどが原因となります。深呼吸や咳で痛みが増強する、呼吸困難を伴う場合は肺疾患を疑います。突然の鋭い痛みと呼吸困難は気胸の可能性があります。
消化器が原因の場合
逆流性食道炎、食道痙攣、胃潰瘍などが原因となります。食後に悪化する、酸っぱいものが込み上げる、みぞおちの痛みなどが特徴です。
その他の原因
肋間神経痛、帯状疱疹、筋肉痛、肋軟骨炎、パニック障害、ストレスなども胸痛の原因となります。体動や押すと痛みが増す場合は、筋骨格系の問題を疑います。
注意すべき症状
緊急受診が必要な症状
冷や汗を伴う激しい胸痛、20分以上続く胸痛、呼吸困難、血圧低下、意識障害を伴う場合は、心筋梗塞や大動脈解離の可能性があります。直ちに救急車を呼んでください。
早期受診をお勧めする症状
労作で誘発される胸痛、安静で改善する胸痛、胸痛とともに動悸や息切れがある、発熱を伴う胸痛には注意が必要です。我慢できる程度であっても、原因特定のために早めの受診をお勧めします。
関連する循環器疾患
狭心症
冠動脈が狭くなり心筋への血流が不足する病気です。労作時の胸痛が特徴で、安静により数分で改善します。放置すると心筋梗塞に進行する危険があります。
心筋梗塞
冠動脈が完全に詰まり、心筋が壊死する緊急疾患です。20分以上続く激しい胸痛が特徴で、迅速な治療が行われないと命に関わることもあります。
大動脈解離
大動脈の壁が裂ける病気で、引き裂かれるような激痛が背中に移動します。胸痛以外にも様々な症状を呈することがあるため、発症初期には脳卒中や心筋梗塞と間違われることもあります。
肺塞栓症
肺の血管に血栓が詰まる病気で、突然の胸痛と呼吸困難が特徴です。「エコノミークラス症候群」とも言われ、長時間の安静後に起こりやすいです。
胸痛の検査と治療
当院では、胸痛の原因を迅速に診断し、適切な治療により症状の改善を図ります。
検査
心電図検査、血液検査(心筋マーカー)、胸部レントゲン、心臓エコー検査などを実施します。CT検査やMRI検査が必要な場合には、連携医療機関をご紹介します。
治療と対処法
原因に応じた治療
狭心症、心筋梗塞には専門病院への紹介による手術やカテーテル治療と退院後のケアが必要です。逆流性食道炎には胃酸分泌抑制薬など、原因に応じた治療を行います。
生活習慣の改善
心臓病の悪化予防には、禁煙、減塩、コレステロール管理、適度な運動、ストレス管理が重要です。心臓に負担をかけない生活を心がけましょう。